2008年のフキノトウ採り 文責:道見 藤治
 今年のフキノトウ採りは収穫が少ないも、意義深いものとなりました。そのためこの文書の作成にいたったわけですが、それは後述します。
 この冬は初め暖冬、立春を過ぎてから寒かったですが、総じて雪は少なかったです。よってフキノトウは早めかなと思い、今年初のフキノトウ採りは3月23日(日)の早朝、いつもの医王山に行きました。
 見上峠で車を止め、まずは医王の里まではと思い、上り始めました。まだ早いようで小粒のものが多かったです。医王の里に着くとその先は雪が多いので、そこまでとして、都合30個ほど採れました。自宅に帰り、Nさんに電話して届けて差し上げました。その日は偶然、広田さんもフキノトウ採りをしました。
 次の週末は疲れており、休んでおりました。
 4月2日は金沢市のサクラの開花宣言があり、その週末がよかろうと思い、医療・福祉問題研究会の仲間、広田さんを誘いました。応じてもらいました。
 実は前年にも研究会のメーリングリストにフキノトウ採りのお誘いをかけて、広田さんが応えてくださり、二人で挙行してそれぞれ100個程度の大収穫がありました。
 今年も4月3日、研究会のメーリングリストにフキノトウ採りのお誘いをかけてみたところ、井上先生が参加の意思表示をくださりました。
 それで、4月5日(土)の朝7時に見上峠に集合しました。参加者は井上先生と広田さんご夫妻、私の4名、それに井上先生の愛犬略称シリ君1匹でした。後でシリ君の自己紹介があります。
 当日の天気は晴れ、絶好の行楽日和でした。
 広田さんの車に私が同乗し、目標は西尾平までと思いましたが、医王の里を越えて少し上ったところで道路上の雪のため行くてを阻まれました。そこで車を置き、歩いてフキノトウを採りながら上りました。
 残念ながらバケているのが多々ありましたが、それにおかまいなく、井上先生、広田さん夫妻は採られていました。井上先生は秩父の山育ち、一番頑張って、ガケを上り、杖がわりの棒切れで枯葉の下をほじくって、沢山採られました。人生を楽しむ「達人」になる決意をしましたは、後の弁です。
 8時半頃でしたか西尾平に着き、休憩後、収穫に満足して車まで戻り、医王の里の東屋で、広田さん夫妻のご好意で宴会となりました。
 ポータブルガスコンロで、フライパンにて焼肉と焼きソバのご馳走にあずかりました。野外で食べるものは非常に美味しい。
 ここでシリ君の自己紹介が入ります。「コーギー種のシリウスといいます。略してシリと呼ばれています。5歳のオスです。体重20キロで、コーギー種としては特大のサイズです。肉はもちろん、野菜が大好きなので、バーベキューは最高でした。これからも宜しくお願いします」。
 その後、井上先生と私は帰途につきましたが、広田さん夫妻はフキノトウ採りに再チャレンジされました。まだまだ採れ頃だったそうです。
 いつもご多忙の井上先生がこのパーティーに参加され、楽しまれたこと、非常に有意義でした。呼びかけた私としては得がたい幸福感を味わいました。
 ある方のメールに、「都会の高級レストランに行くより、医王山でフキノトウを採るほうが贅沢かもしれませんよ」とありました。
 来年は更に参加者が増えて、楽しい催し物となれば言うことなしです。早起きと少しの歩きに厭わず、得がたい贅沢を味わいませんか?
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