『医療・福祉研究』第9号
1997年8月
巻頭言 本当に医療や福祉が国を亡ぼすのだろうか? 喜多徹 内科医 2
記念講演 医療・福祉と人権 若月俊一 佐久総合病院総長 4
追悼 沼田稲次郎先生を偲ぶ 井上英夫 金沢大学法学部 13
「介護保障と介護保険」 特集にあたって 編集委員会 15
介護づけの週末を乗り切って 老人ホーム利用家族 17
いつでも使えるショートステイが欲しい ディサービス・ショートスティ利用家族 19
病院職員にみる介護意識 黒岡有子 城北病院 医療ソーシャルワーカー 21
ホームヘルプサービスと介護保険 林和子 金沢市福祉サービス公社介護職員 24
開業医と介護保険 梅田俊彦 石川県医師会会長 26
保険あって介護なし」は本当です 山口修治 特別養護老人ホーム「やすらぎホーム」相談員 31
介護保障と重度障害者 烏居摂子 金沢大学社会環境科学研究科博士課程 34
ドイツ介護保険の現状と課題 瀧澤仁唱 桃山学院大学 39
◎シンポジウム/福祉混合モデルの展望
非営利・協同組織の組織問題と福祉社会の展望 藤田暁男 金沢大学経済学部 44
社会的企業と市民民主主義 ヴィクトール・ペストフ 46
福祉改革と民間福祉活動 横山寿一 金沢大学経済学部 53
金沢市における非営利組織による地域福祉活動 村本良生 金沢市福祉サービス公社 55
◎保健所再編をめぐって
地域保健法の改正と今後の地域保健体制について 奥野常治 元金沢市駅西保健所 58
石川県における保健所の改編と今後の課題 国分恵子 保健婦 62
◎論文
旧ソ連・東欧地域の社会動向 堀林巧 66
年金による最低生活保障の意義と課題 田中明彦 金沢大学社会環境科学研究科博士課程 87
社会保障受給権と権利救済制度 土屋和子 金沢大学社会環境科学研究科博士課程 108
社会保障の権利と外国人 高田清恵 金沢大学社会環境科学研究科博士課程 127
◎現代の焦点
誰のための医療保険改革か? 黒梅明 石川民医連 139
やすらぎホームから厚生省汚職事件を告発する 倉元浩信 やすらぎ福祉会理事 142
「薬害エイズ」における医師・医学者の責任 莇昭三 城北病院名誉院長 146
生活保護と障害者の自立・自律権 山口民雄 高生活保護裁判担当弁護士 150
宮岸年金訴訟を担当して 奥村回 宮岸年金訴訟担当弁護士 152
◎活動紹介
社会福祉協議会の現状と課題 二飯田成一 金沢市社会福祉協議会事務局次長 154
CO‐OPとやまにおける福祉活動の現状と展望 佐々木久美子 CO−OPとやま副理事長 156
◎応援しています
「全国区」の樅の木に喝采 公文昭夫 年金実務センター代表 159
◎書評
山田明美『佐久病院ナース物語』 吉池外志子 金沢リハビリテーション病院・看護婦 161
訓覇法子『現地から伝えるスウェーデンの高齢者ケア』 鈴木静 金沢大学社会環境科学研究科博士課程 162
杉山章子『占領期の医療改革』 河野すみ子 金沢福祉専門学校講師 164
保健・医療・福祉 一 石川のl年 工藤浩司 金沢大学大学院法学研究科 166
活動日誌 168
編集後記 169